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2020年 01月 21日
ワイヤーシェルフのLEDが1台チカチカしだしたので交換検討。「そういや天井用のLED照明ってジメジメ系に使えるかも?」と安定の斜め上の思い付きで先例が無いかと調べてみたら上手く見つからず。こうなると「ワイが人柱や!」でノーシンキングでポチる。ちなみに40W相当(1225mm)で送料込み7500~9000円なのでアクア用より安い(量産効果)。 買ったのはこれ↓ パナソニック製 40形 直付型 反射笠付型 一般タイプ 6900lmタイプ 非調光タイプ Hf32形高出力型器具×2灯相当 昼光色 XLX460KEDTLE9 ![]() ![]() ![]() 台座とLEDが別体式で(どこのメーカーも同じ)設置前に試しにつけてみるが簡単に外れる。説明書を読んでも良く分からなくておさるのジョージ状態だったんですが、画像赤丸の金具の引き出しが短かっただけ。引っかかりがあるので軽く引いただけだと上の画像分しか出てこない。そして台座にも引っかからない。 ![]() 正しい出しろ。かなり強く引きましょう。 ![]() セットアップ完了。 ![]() コトブキのLED90㎝3灯。経年劣化もあります。 ![]() 該当のパナソニックLED1灯+コトブキのLED90㎝2灯。 【ファーストインプレッション】 光量的には十分使えます。ただ6500Kでもやや黄色に感じるので蛍光灯かLEDでの補正は必要。黄色味ですが気にならない人には気にならないですが、気になる人には気になるレベルです。120㎝で2灯に+ピンクとブルーのテープ式LEDがベストかも。 セッティングにはコツと慣れが必要。配線自体はコネクタで楽勝ですが、もともと垂直動線での配線を考えて作っているので、台の下に斜めからつけると非常に付け辛い。眼鏡さん1時間掛ったよ。各メーカーさん、サイズが60㎝120㎝240㎝しかないのでジメジメ系界隈で一番普及している90㎝のゲージには使えません。あと120㎝と言っても大体122㎝あるので既存の水槽台だとサイズオーバーな気もします。ジメジメ系の照明器具としては十分使えますが既存の台やゲージに使うとなるとやはりアクア用の方が取り回しは良いですね。店舗や事業者が新規に台を設置するなら十分検討の余地が有ります。そりゃネットで調べても先例が無い訳です。 あと半年後にまたインプレッション予定。
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by daigorou11
| 2020-01-21 21:00
| アグラオネマの栽培方法
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2019年 07月 04日
![]() 3月頃から積極的にハイポネックスの液肥利用していましたので、ここ3か月の結果と所見についてまとめてみます。結論からいうと「事故率が上がるから推奨出来ない」です。ハイポネックス利用による効果は顕著ですが、総じて草体ロス含めて弊害がありますので以下にまとめてみました。 1:草体自体のロスが増える ここ3か月、体感的に3年分ぐらいの草体をロスしています。1年間でロスする個体は多分両手もなかったんですが、3か月で軽く二桁超えました。液肥の投与自体、4月の肺炎以降ほぼ休止、与えても規定量の30%以下に抑えましたが未だに影響が出ています。散布用の希釈ですが1㎜の駒込ピペット利用でかなり正確に濃度設定しましたが結果は良くなかったです。 2:奇形葉が出やすい。 そもそもハイポネックス自体が家庭菜園や園庭への広範囲利用前提です。アグラオネマ含めてのジメジメ系のミクロ的な散布はメーカーさんの想定外の利用ですので目的に沿わない使用をした当方の問題です。本投稿にてハイポネックス自体の肥料は否定しておりません。またハイポネックスの葉面散布については今回試しておりませんので再度葉面散布については確認する予定です。 【追記】2020年7月27日 液肥の追肥方法ですが特徴的なので追記です。 濃度:規定量の30% 0.3cc/L 施肥方法:注射器を用いて局所添付 筆者栽培方法がモスのす巻き(稲荷巻き)なのでこういった特殊な方法での施肥になります。 ![]() ▲
by daigorou11
| 2019-07-04 21:00
| アグラオネマの栽培方法
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2019年 04月 27日
【アグラオネマの病気と虫害】 ■ハダニとアザミウマ★★ アグラオネマの虫害はほぼこれ。見た目が悪い上に新しい葉の葉色が落ちる。こいつら繁殖能力が強力ですのでウッカリ飼育ケースに入れるとケース内全株への拡散もあります。というかほぼ普通に拡散します。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 薬はこれ。実務的に採集に3回行くと1回はハダニかアザミウマに当たります。なもんで都合50回くらいは駆除していますが全てベニカベジタブルスプレーで対処しています。ハダニやアザミウマ禍に嵌って抜け出せない理由は大抵薬の撒きの回数が弱い。虫体本体に掛らなくても薬効はありますが、虫卵には効果がありません。なもんで卵から孵った頃を見計らってもう1度散布する必要があります。あと虫が出たケースですが、少なくとも同じケース内の株は既に虫が居ると思ってください。他のケースへの移動はご法度です。 2:散布はケース全体の株に。ハダニは葉裏に付きやすいので葉裏への散布が効果的。但し薬が届かなくても効果はあります。 3:当分葉水(葉っぱ自体へのスプレー)は控える。 4:散布は3日置きに4回12日間。その後2週間は要観察。もちろん鉢を他のケースには移動させない。 5:12日+2週間経過して新たな被害が確認出来なければ駆除完了です。 6:ベニカ含めてハダニ系の薬、甲殻類や甲虫にも影響が出来ます。エビ飼いやカブトムシ飼いの方は注意しましょう。ヤドクガエルには不明(多分無理) 7:撒き過ぎで株がやられることはありません。ケチらずガッツリ使いましょう。 8:早期発見、早期駆除が原則です。特に新規導入株は注意して観察しましょう。温室内しかも飼育ケースの場合、屋外からの侵入率は低いです。 ■葉先の黄変 ■新しい葉っぱ&ドリルが小さい ■水枯れ 1:物理的に水が足りない。 2:草体本体の根がやられているもしくは茎が溶けている。
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by daigorou11
| 2019-04-27 22:57
| アグラオネマの栽培方法
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2019年 04月 27日
【植込み方法】 用土orミズゴケ 1:用土での植込み 2:ミズゴケでの植込み 用土かミズゴケかで迷ったらミズゴケがお勧め(2020年現在)。ミズゴケにはグレードがあってAの数が多いほど高グレードそしてお高いんです。アグラオネマやジメジメ系に使うならAAA以上は欲しい。グレードが高いほど質が高いんですが、混ざっているゴミも少ない。量は1Lもあれば一般趣味家なら大体1年はもつはず。利用前に筆者宅は一度ミズゴケを煮沸しています。 煮沸にしろ直接水戻しにしろ、一度絞って水を切るんですが夏場だと成人男性がガッツリ絞り切る程度抜きます。冬場だと乾燥しやすいので若干緩めに絞ります。 3:根回りの下処理 葉先の黄変ですが、ほぼ根回りのトラブルが原因です。当方で色々試しましたが、葉先の黄変を嫌って予防的に大きめに根をカットすると立ち上がりに時間が掛かるので根回りの処理は最小限にします。ただ明らかに鉢に収まらない長さはカットします。優先度は立ち上がり>葉先の病気予防を意識した方が良いですす(中級向け思考)。 【植込みのコツ】 1:とにかく早く植える。1日遅れると状態が悪くなります。特に抜き株や野生採集株。あと即売会は植え終えるまでが即売会です。 2:トラブルが出るのは30分-3時間-3日-3週間以内です(後述) 3:植込み後3日後辺りから水を吸いだして、茎が立ち出せば合格です。 4:植込み後2-3週間は葉っぱの黄変、葉やドリルの溶けがありますが仕様です。特に野生採集個体、葉っぱは付いているのは半分以上落ちると思ってください。 ![]() ![]() ![]() これも傷んだ部分をハサミでカットするか葉そのものを除去しましょう。 5:特に初心者だと不安になって植え込んだ後、用土やミズゴケを剥がしてを見たくなりますが見たところで育成にミリも貢献しないどころか個体へのストレスです。絶対に止めましょう。 鉢増し 30-3-3-3の法則 【初期管理】 【基本的な管理方法】 ■点灯時間 5~8時間。長く点灯したからって成長が早くなるわけもないし葉色も上がることもないです。5時間点灯でも十分育ちます。太陽光って使えますか?って良く聞かれますが窓越し栽培でノントラブルは余り聞いた事が無い。葉やけ、水枯れ、葉の向きがおかしいetc...LEDや蛍光灯が無難です。前述通り、タイマーは必須です。点灯時間よりむしろタイマーの有無が重要。 ■湿度★★★ アグラオネマ栽培での湿度ですが、「気中根が出なければ適正」です。実は市販の湿度計、かなり誤差があって平気で30%くらい変わって来ます。同じケースに湿度計を2つ付けたら1つは30%、もう1つは60%なんてザラです。ただ頭に入れておいて欲しいのは、真冬の乾燥状態と梅雨時で湿度は70%くらい違ってきます。冬場毎日朝晩 水やりが必要な飼育環境でも、梅雨時になると週1回でも多い場合が出て来ます。またサイズは同じでも植込み直後の株と3か月飼育した株の適正湿度は違って来ます。 1:どんなケースでも完全に密閉すると気中根が出ます。普段は開口部を必ず作ります。但し植込み直後は密閉管理が原則です。 2:レプタイルゲージならガラス扉の隙間を利用しましょう。梅雨時ならパンチボードの開口部はオープン、冬場はパンチボードクローズです。 3:消灯前3時間くらいからガラスが曇るくらいが丁度のような(適当) 4:植込み直後と成長期、冬と梅雨時で調整が必ず必要。特に植込み直後と冬場、絶妙なコントロールが必要です。 ■水やり★★★★★ 2:時期によって与える量が全く違う。2月は朝晩2回、梅雨時は週1回など。 3:やり過ぎは葉っぱの黄変原因、足りなさ過ぎはペンギンや枯死の原因。 4:ざっくり言うと「乾く二歩手前」が理想。乾燥気味に育てると根が水を求めて動きやすいし、根の太さもしっかり出ます。 5:株の状態や温室飼育ケースの癖を飼育者自ら把握することが重要。なもんで正解がほぼ無い。水やりは飼育者の技量に左右されます。温度や照明と違って札束で引っぱたくが出来ない。 水やりは即売会や温室でも毎回話題になりますが、「正解が無いのが正解」と禅問答の世界です。アグラオネマ栽培ですが極論的に「如何に根塊を太らせるか?」が大きく綺麗な株を作るコツです。根塊を太らせるにはまずは立派な根を出させないと駄目なんですが、これが本当に本当に本当に難しい。安パイで多めに水を与えると、どうしても細く折れやすい根になります。この理由で腰水栽培は推奨していません。逆に水を切らし気味に育てると太くてしっかりした根が出るんですが、一歩間違えると葉っぱが倒れてペンギンみたいになります。 ![]() ![]() 見事なペンギン個体2連発。でも安心してください。卍株ですが、皆ここから作り直すんです。 肥料のやり方 ろくろ回し 【取り木】★★★★ 取り木とは「増殖」と「株の作り直し」を一挙に行う1粒で2つ美味しい作業。アグラオネマ含めてサトイモの仲間、茎からも発根します。ざっくり言うとプラナリアと同じ様に再生します。この性質を利用して増殖をします。また葉が綺麗に巻く卍株も大体この作業を経て作成しています。 1:茎にミズゴケを巻いて、茎から根を発根させる。 2:頃合いを見計らって茎をカット。期間は大体2か月から3か月。 3:上位のパーツは新たに植え込む。 4:基部からも新たにドリルが出る。 1:巻くミズゴケの量と湿り具合、切るタイミング。とにかく5株切らないと感触が掴めません。悩む前に巻く、切る、植える。 2:切るタイミングは株の大きさと発根具合で変わります。迷ったら1か月先に伸ばしましょう。 3:大きい株ほどやらかしやすいです。 【最後に】 ピクタムですが、ジメジメ系の中では比較的強健です。ただホームセンターの園芸種と比べると難易度が高いです。多少雑に扱ってもロスはしませんし成長もします。ただ雑に扱った場合、綺麗に育てるのは非常に難しい種類です。特に植え替えを非常に嫌がりますので、最終サイズから逆算して鉢のサイズや植替えの頻度を考えましょう。僕個人としては植替え鉢増しは年に多くて2回、出来れば1回に済ませるようにしています。 ▲
by daigorou11
| 2019-04-27 22:04
| アグラオネマの栽培方法
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2019年 04月 26日
【初めに】 当ブログの過去の栽培方法を最新版に改めた記事です。初心者から中級者さん向けの最低限の栽培知識を放り込みますが、長文になりそうです。なるべく両論併記ではなく敢えて「沼に嵌るんだったら最初からずっぽり」嵌めてます。生体はアグラオネマピクタムを主眼に書いていますがネブロッサムやシンプレックスの近縁種にも使えます(そもそもピクタムより強健種です)。大事なのはピクタム自体、ジメジメ系の中では丈夫な植物です。本記事の主旨ですが「SNSで見る綺麗な株」まで1年の飼育歴でなるべく辿り着ける様、念頭にしております。ざっくり言うと皆さん失敗例と思っている育成株なんか正直上級者でも量産しています。ただ上級者はそこから修正しているだけです。ではアグラオネマ栽培を紐解いていきたいと思います。1本の記事にまとめようとしたんですが、途中で「こりゃ分けた方が良い」ってことで準備編、植込み取り木編、トラブル編の三部作になりました。 【入手方法】 ■ショップ★★★ ■即売会★★★ 今や毎月日本中のどこかで開催される即売会イベント。店舗を持たない採集者自身の参加も多いです。大きな即売会になると数業者合計数百株ものピクタムが並ぶ、まさに大人のディ●ニーランド。普段はネットでしか話さないひょろわーさんとも会えます。 難点として 諭吉が飛んで行く 一葉も飛んで行く 英世も飛んで行く そして帰り間際はいつもポルナレフ…「おれは今日は見るだけと思ったら、いつのまにか手提げ袋を4つも持っていた…」 ![]() ■オークション★★ ヤフーオークション、 ■トレード★★ SNSや即売会で知り合った同士のトレードや購入です。正直良く分からないです(分かって居ますが大人の事情…)。ただショップの店内で堂々とトレードするのは止めましょう。即売会でも即売会会場内でのトレードは基本的にはマナー違反です。やるなら外でコソッとやりましょう。(マツバラダ・ファミリアとトリトン会は全然ok) ■現地便★ 2015年前後からSNSを利用した現地インドネシア人からの営業販売が始まりました。現在もインスタやFBでアカウントを持っていると営業メールが来ますが個人的にはお勧めしません。 1:状態が非常に悪い。初心者には手に負えない。 2:画像と届いた株が全く違う。彼ら現地写真や商材写真、平気でパクります。 3:金銭トラブル。お金は払ったけど商品が届かない。いくつか聞いています。 4:とにかく全てがガチャ 優良な現地便シッパーさんも確かに居ますが、基本的にはかなりガチャな要素がありますので宝くじを買う感覚で利用してください。 ■番外 現地採集。検疫の問題で現在ほぼ不可能。2018年秋から植物を輸入する際、相手国発行の植物検疫証明書が必須となりました。以前は到着空港での飛び込みでも検査が受けられましたが、現在は飛び込みでの検査は不可能です。 ![]() 【準備編】 導入時期ですが慣れれば通年でも問題ありませんが、初めてアグラオネマを導入するなら時期を考えないと難易度が変わって来ます。基本的には春秋の導入がトラブルが少ないです。また国内増殖株と現地採集株でも難易度が変わって来ます。特に初心者さんには春秋に国内増殖株から始めるのをお勧めします。 ■冬★ 通販の場合、発送先の梱包能力で着状態が変わります。クーラー付き温室でもかなり低温度低湿度になるので新規導入は控えましょう。特に2月は発送及び導入共に事故率上がります。 ■春★★★ 最低気温が10℃くらいが続き出せば、導入植替え鉢増し活動適期です。基本的にお住まいの地域に桜の開花情報が出れば大きなトラブルは起こりません。 ■夏★★ 新規導入の場合、通販オークション利用の場合は控えましょう。なお梱包に慣れた相手先なら問題ありません。また飼育場所にクーラーが無い場合、8月の新規導入は事故率が高くなります。 ■秋★★★ 新規導入、植替え取り木共に適期です。基本的に冬場は植え替えや鉢増し(後述)は向いていないのでこの時期にしっかり準備しましょう。特に飼育1年目の方、ここでのパフォーマンスが冬越しに影響を受けます。 飼育ケースはほぼ一択。見た目の美しさと前扉式の機能性、そして高さが50㎝(ここ重要)のまさにジメジメ系専用に作られたケース。メーカーさん曰く元々は爬虫類用に作ったけど、利用者層は9割観葉植物(ほぼアグラ)ですとの回答。販売極初期から自腹切って購入してインプレッション書いた甲斐があります。なのに未だに1台も試供品も貰ってないんですよ!アグラオネマ飼育は総じて最初は余った水槽から始めますが、沼の先はほぼこのゲージになるので考えずにポチりましょう。費用対効果高いです。 ■衣装ケース★ メリットは入手しやすい。積み重ね出来る。比較的安価。軽い。デメリットは構造上作業しずらい。中が見ずらい。冬場乾燥しやすい。見た目がアレ。土地問題が出るとその場しのぎで引っ張り出されることが多いケースですが、メーカー違いやサイズ違いが増えだすと大抵飼育崩壊にも向かいやすい。 ■ガラス水槽★ メリットは入手しやすい。各家庭に1台はある。比較的安価。デメリットは構造上作業がしずらい。蓋が熱帯魚用じゃなくて別途カットが必要。これも土地問題が出るとその場しのぎで引っ張り出されることが多いケースですが、これも飼育崩壊にも向かいやすい。 ケースですが各種メリットやデメリットはあります。あえて言うなら「統一しましょう」です。レプタイルゲージならレプタイルゲージで統一、衣装ケースならメーカーとサイズは統一、ガラス水槽ならせめてサイズを統一すれば飼育崩壊は起きにくいです。飼育ケースと鉢サイズを統一しておけば、1つが調子を落としている場合、他も調子を落としている可能性が高いです。飼育環境はほぼ同じですから。飼育の上手い人って大抵、飼育ケースと鉢のサイズを揃えています。余談ですが飼育ケースの種類が5種以上になってくると飼育崩壊の入り口です。初中級者で飼育の壁にぶち当たった場合、ケースと鉢の見直しだけでかなり改善されます。 ■プラ鉢★★★ アズール推奨プラ鉢。実際にウチで使って居るプラ鉢はほぼこれです。サイズは90。このサイズがアグラオネマ飼育の下限。余裕があるならもうワンサイズ上。購入先はこちら。 ![]() ![]() ![]() 以前は緑のショートタイプでしたが「用土の量が3割増し」「ケースに収容出来る数は変わらない」で黒に切り替えました。用土が増えるメリットですが水持ちが良い分だけ乾燥しないのと、深い分だけ根の数が増える→成長も早くなるです。あと鉢も規格は必ず揃えましょう。これも散らかりだすと飼育崩壊の入り口になります。 ■スプレー★★★ KOSHIN(工進)一択。壊れない、ホムセンならどこでも売っている、アフターパーツも揃いやすい。スプレー式もありますがほぼ最後はこれに行きつく。買うなら3~4リットルクラス。作業効率がグッと上がります。 ![]() ■照明★★★ ここだけ確定稿が出来ない。各社色々な種類の照明が揃っていますが、筆者ほぼLED一択なのでそこは各自差っ引いて読んでください。現状使用中はコトブキのLED、スリムライトと30w蛍光灯です。90㎝のゲージでLED2灯もしくは3灯。30w蛍光灯なら3灯。時間は6~7時間(夏場は短めで5時間)。長時間の照明は不要です。照明ですが質よりもケース内温度に影響を及ぼす場合がありますので、そこは気を付けてください。特に蛍光灯を使用している場合、安定器の熱が原因の蒸れがあります。 ■タイマー★★★ これも必須アイテム。もうパナソニック製一択で3000円前後。ホムセンやアマゾンで中華製のタイマーが1000円前後で手に入りますが、大抵半年持たずに壊れます。パナソニック製のタイマーは10台近く持っていますが未だに壊れずフル稼働。特に週末しか弄れない方には必須アイテム。なおヘルツ数を合わせないと時間が狂って来ますので注意してください。 ![]() ■温度計★★★ 室温用とケース用の2つを用意する。一つは必ず画像の様なアナログで。アグラオネマの適正飼育温度ですがおおよそ22℃から30℃です。ただ常時28℃から30℃ですと株への負担が大きいので理想は消灯時26℃以下、点灯時28℃以上です(植込み直後の株は除く)。あとエアコンやサーキュレーターでいくら空気を動かしても飼育ケースの設置状況で飼育ケース内の温度に違いが出ます。特に夏場や冬場、3段組ですと最下段のケースと最上段のケースで5℃ほど温度差が出ます。アグラオネマの場合、20℃を切り出すと極端に成長が遅くなったり新しい葉が委縮化しやすいです。冬場のトラブル、大抵は乾燥か低温障害ですので室温の把握だけでなく、飼育ケース内の温度の把握も重要です。 ![]() ■クーラー★★★★★ 考えるな、黙って買え。クーラーを用意が出来ないならそもそも飼育を諦めましょう。なお照明用のライトで温度が上がり易いので新たに設置するならワンサイズ大きめ推奨。温室が6畳なら8畳用、8畳なら10畳用とワンサイズ大きめが後々トラブルになりません。あと基本的に年中フル稼働です。無可動は春と秋にせいぜい合計20日前後です。電気代ですが、断熱がしっかりしている6畳部屋なら冬場でも月2000円アップ程度です。なお昭和築の築古木造は...(以下略 【トリートメントケース】★★★★ ショップやトレードで入手した株をメインケースに入れる前に一時的に隔離するケース。ちょう重要。アグラオネマの飼育トラブルの大半が「虫害」「軟腐病」です。これらはほぼ導入後2週間以内に発症します。虫害は薬剤散布で何とか食い止めれるケースはありますが温室内にシュリンプやヤドクガエル、クワガタ等が同居している場合、薬が使えずほぼパンデミックになります。また軟腐病は一度発生するとこれもほぼ飼育環境が崩壊します。 とりあえず余っているケース1つで十分です。ガラス水槽の40㎝か45㎝水槽くらいまで。60㎝レギュラーならギリ。衣装ケースでも密閉が確保されるなら問題なし。余り大きいサイズだと湿度の維持が難しくなります。照明はメイン水槽よりやや弱光(~80%)、湿度はやや高め推奨。なお普段からトリートメントケースには植物を入れておいてください。普段から入れる目的はケース内の湿度確保用と、新規導入株が病虫害持ちなら古参の株にも影響が出ます。トリートメンケースに入れる期間は大体3週間。3週間であらかたのトラブルは出尽くします。病虫害対策の原則は「持ち込ませない」です。水際で対処しましょう。口酸っぱくトリートメントケースを勧めていますが、設置率は多分5%...皆んな草買う前にトリートメントケースを買いましょう。 【最後に】 葉柄が鑑賞対象のアグラオネマですが、飼育的には「根塊」を如何に育てるか?が綺麗なアグラオネマを育てるコツです。Twitterで良く「葉っぱなんてかざりです。えらい人にはそれが分からんのです」と呟いていますが、これはネタじゃなくてアグラオネマ飼育の根幹です。「根塊を育てている感覚」が何となく分かれば初心者卒業じゃないでしょうか?そして導入した株をそのまま綺麗に育てるのは上級者でもかなり難しいです。葉っぱ3枚までの幼株ならなんとか可能性はありますが、手に入れた株を一度大きく育てて切って芋から作り直すのが王道です。せっかく育っている株の茎をナイフで切るのはとても怖いです。だが切れ、恐れるな…アグラオネマの可能性を信じて、力を尽くせば、卍の道は自ずと拓ける…
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by daigorou11
| 2019-04-26 07:50
| アグラオネマの栽培方法
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2017年 08月 30日
全部Homalomena sp Selamgor-1産。元々はザラ目が目立つ産地ですが栽培下では消えやすい。ここから何株か選抜してエースを育てる予定。 ![]() ![]() ![]() ![]() 【メリット】 「高さ制限から解放される」 →ケース栽培下の頭がガラスに当たる問題はありません。 「葉の馬背が起きにくい」 →アグラオネマで葉が馬背になるタイプは大抵高湿度の弊害です。 「発色が良くなる」 →特にアグラオネマは深緑と白系のメリハリが出て来ます。 「観察と管理が楽」 →自分が現在常湿栽培に移行しているのはここの部分が大きいです。ケース栽培の場合の蓋を開けるワンアクションが無くなる。ここ大事です。 【デメリット】 「移行時に事故がある」 →ケースの多湿栽培から常湿栽培に移行する時にやらかしやすい。 「土地問題の解決には効果が少ない」 →土地問題から解放されそうですが鉢が大きくなる分、余り効果は無いのが実情。 「冬越しが難しい」 →冬越しの際、エアコン暖房の場合、超低湿度環境になるので上部構造体がグダグダになる。 【移行方法】 1:とりあえず株を新規に導入した段階と植え替え直後に一気に外へ出すと間違いなく萎れます。植え込んで2か月間はケースで様子を見て根が張って成長段階に移行したら、準備しましょう。あと常湿化の時期ですが12月から3月までも止めましょう。日本だとほぼ湿度が40%切るのでこの時期に外に出すのも非常に危ないです。太平洋側だとGW前後、日本海側だと5月後半が頃合いです。単純に「桜の季節が終わってから」でも構いません。7-8月も直射がキツいので窓際に30分出しただけでやらかす場合があります。日中にケースから出すのではなく、なるべく朝方や夕方や寝る前までに出す方が事故に逢う確率は減ります。常湿化にする場合、ケース栽培の用土量だと直ぐに乾燥して根が乾きます。出す前に大きめの鉢(直径15㎝以上)もしくは鉢全体でラップします。両方組み合わせるのもありです。ただラップは鉢内が蒸れて根がやられる場合があるのでそこは頭に入れておいてください。 ![]() 右:9cm角、ケース栽培用 ![]() ![]() 2:準備段階でケース内の湿度を下げて行きます。今の時期だと密閉状態なら80%から90%(ガラスに水滴が付く)くらいあるはずです。ガラス蓋を1㎝ほど開けて30分ほど様子を見ます。30分で葉先が垂れて来た場合は、霧吹きをしてガラス蓋を閉じれば元に戻ります。大事なのは「こまめに観察できる状況下」で蓋を開けるです。必ず休日の時間がある時かご自宅に居て寝る前の30分等で様子を見てください。湿度差が30%ある段階で一気に外に出すと事故につながります。10%程度の湿度差で外に出すようにしてください。 3:それでもケース外に出した途端、葉っぱが萎れたりします。その場合はたっぷり霧吹きをしてケースに戻せば半日で通常運転に戻ります。萎れが酷い場合は鉢事バケツに水を張り、半日ほど沈めれば大抵元に戻ります。ただここで常湿化を諦めるんじゃなくて、2日後くらいにまた出す時間を短くするなどでどんどん馴らしてやってください。1日30分でも常湿に晒すと植物が慣れて行きます。 4:常湿初期段階は「散歩」のつもりで。駄目ならケースに戻しましょう。初期は1日20分でも良いので常湿に少しずつ馴らしていけば、1週間でかなり移行出来ます。 5:冬場は日本の室内の場合、ほぼやらかします。葉っぱ全落ちからの棒もあり得ます。ただ根と芋は生きていますので水さえ切らさずにいれば、GW前から動き出します。冬やらかして6月過ぎても動きが無い場合はもう死んでいますので諦めましょう。 新たに導入した株が小さい場合や梅雨時なら最初から一気に常湿化出来ますが今回は割愛。四季がある分、日本でも常湿化はハンデがありますし難しいですがうまく行ったときの植物の仕上がり具合はケースでは再現出来ないくらい綺麗に育ってくれます。また異変に気付きやすいですし管理もしやすいです。 ▲
by daigorou11
| 2017-08-30 15:04
| アグラオネマの栽培方法
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2016年 09月 02日
ブログのアクセスで、以前したためた管理関係が未だにアクセスが多いです。基本的
には変わっていませんが、マーケットが変わりつつある状況とアグラオネマブームから 5年経ってから出ている問題に少しだけ触れつつ、導入直後の基本的な管理と考え方に ついてまとめて見ました。用土と鉢に付いて過去の記事を参照してください。 アグラオネマの導入直後の管理について。 購入直後の管理と湿度の見分け方 アグラオネマの作り直し方 1:丈夫な株を手に入れる。 現状入手経路が若干変わって来ましたが、基本はあくまで丈夫な株を手にいれれば その後の管理は楽です。少なくとも溶かす(枯らす)は無いです。国内増殖株なら 棒じゃ無い限りはミスらないと思います。植え替えは葉っぱ2枚にドリルくらいのS株 なら植え替えた後も綺麗に育ちやすいですが、大きな株は植え替えると葉っぱが 垂れたり(ペンギン)、花芽が上がって来たりと何かしら出るのが普通です。 2:植え替え後 用土は湿っていても、株自体の吸水能力は落ちているので3-4日程は多湿環境で 様子を見ます。小さめの40cm水槽や長めのビニル袋で湿度高めで様子を見ます。 調子の良い株なら3-4日程で、茎も硬くなって葉も立って来るのでメインタンクに 移しても差し支え無いです。ただ養生中とメインタンクの湿度差があるとまた一気に 調子を崩すので、移す際はこまめに様子を見れるタイミング(休日)を利用して ください。Wild株などはもう少し長めで2週間から1ヶ月程、養生が必要です。 あまり長く高湿度で管理すると葉厚が出なかったり気中根が出たり茎も細いままで 後々厄介です。初期養生中でも湿度が下げれる場合は下げて、また期間も長くても 1ヶ月を目安にしましょう。 3:湿度と光量 植え替えや導入直後はメインタンクより高めの湿度、低めの光量で様子を見ます。 前述した通り、植え替え直後は根は有っても吸水能力は落ちています。光量も 株自体の活動が落ちているので、強い光は不要です。湿度は8-90%目安、光量は 60cm水槽サイズなら20W蛍光灯1本、もしくはKotobuki、スリムラインのLEDなら 一灯で十分です。照明時間は養生中は5時間もあれば十分です。 4:「綺麗に育てるか?」「大きく育てるか?」 増殖株にしろ、野生株にしろ、初めは「大きく育てる」を念頭に飼育すれば後々 管理しやすいです。筆者も導入したまま綺麗に育てきれるのは稀で大抵は一度 大きく育ててから、作りなおしています。アグラオネマピクタムは基本的には 「作りなおす」作業が必須です。大きく育てて、用土面辺りで株をカットすれば 根塊から出た新芽はほぼ綺麗に育ってくれます。 あと「植え替えても綺麗に育つ株」と「作り直さないと綺麗に育た無い株」が あります。1stチャンプール系はペンギンになりづらく、カットにも強いですが 白い悪魔やSSシリーズのANCHORはカットしないと綺麗に育ってくれません。 エウレカ、ニルバーシュは中間で比較的大きな株(20cm)でも植え替えても そのまま綺麗に育つ場合があります。 5:絶対管理数について 「いつも綺麗に育たない」「途中までは綺麗に育つけど、大株になる手前でやらかす」 こういった場合、技術的な問題よりも管理数がキャパを超えている場合が大半です。 筆者のようなフルタイム事業者でも管理出来る数は決まっているので、そのキャパを 超えた場合、どこかで何かをやらかします。アグラオネマ単体で飼育している方は 稀で他にもホマロメナやベゴニア、ブセの植物やビーシュリンプやヤドクガエル等 多種多様な生体を抱えていると思います。 特にアグラオネマは丈夫で良く殖えるので、物理的なキャパ(土地問題)を超える前に 管理的なキャパを超える場合もあります。アグラオネマに限らずいわゆる五目植物は 基本的に水さえ与えれば育ちますが、綺麗に育てるにはある程度手をかけないと答えて くれません。 「最近イマイチ」って方は用土や肥料や水遣りや訳の判らない秘密兵器を導入したり 弄り倒すより、管理数が適正かどうか?を見なおした方が結果が出るかも知れません。 まあそういう部分でオークションやトレード、ショップに卸すのは必要だと思います。 最近のアグラオネマは安定的に入手機会も増えて、株も状態も選択肢は増えましたが 基本的な管理は変わりません。ただ今後は常湿度栽培、大きく綺麗に育てるという風に 飼育難易度は上がって行くはずのでまたブログで改めてお伝えしたいと思います。 ▲
by daigorou11
| 2016-09-02 20:20
| アグラオネマの栽培方法
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2016年 07月 31日
年がら年中常夏のインドネシアです。ここ1ヶ月で雨季→ビタ振らない乾季→土砂降り雨季
→乾季でお腹ピーピーが続いています。こっちに来ると何が大事って「健康が一番」で日本で 治る怪我や病気もこっちじゃ致命傷になりかねないってことです。今年半年でご近所さんが マラリア(ジャカルタで罹患)、デング熱(メダンで罹患)と立て続けに亡くっています。慢性 疾患なら日本に帰ればどうにでもなりますが、事故と急性疾患はホント気を付けております。 相変わらず居候状態ですが、平行して採集増殖を細々とこなしております。カメラとレンズの 保管で精度の高い湿度計が必要になったんですが、毛髪系で1万円弱と結構なお値段が しますので、ここは職業カメラマンに聞いた方が早い。「なんか良いの無い?」「乾湿計なら 安いし、精度も高いッスヨ」 ![]() 色々調べても誤差10%くらいなんで、観葉植物栽培には十分使えるかと。値段も2,000円 しないのでお勧めです。 ただデザイン的にこれどうなの?なんでボタニカルブームなんでステンレス製のおしゃれな 乾湿計、出れば鬼推奨します。 ▲
by daigorou11
| 2016-07-31 18:32
| アグラオネマの栽培方法
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2016年 01月 27日
皆さんこんにちは。去年一昨年辺りが新規アグラオネマ飼育者の流入のマックスと思っていましたが、どうも今年も新規飼育者はかなりの数になりそうです。12月のBB3.0でも新しい方や電脳買物籠でも初めてお買い上げ頂いた趣味家さんは増えています。アグラオネマ飼育の初心者向けのテキストとしては私も関わった2015年のAQUA PLANTS No12号で2ページ分執筆させて頂いたテキストは未だに現状のマーケットでも通用出来ると自賛しております。
![]() しかしながら日進月歩のアグラオネマ飼育に置いて1年の経過はいくつか陳腐化、また当時大人の事情で書ききれなかった部分に不満があります。エキサイトブログで個別に育成法や管理方法を書いていますが、再度まとめるに当たって今回「note」に育成法のみをまとめて行きたいと思います。まとめるにあたって日数が掛かる内容(作り直し方etc)がありますので、まずは年に6回の更新を目処に考えております。 ただ飼育方法ですが、あくまで「引き出し」について幾らでも供給出来ますがそれを「どうマッチングするか?」はあくまで趣味家次第です。私はいわゆる業者側の人間ですので、育成相談はかなり受けますが「引き出し」は教える事は出来ても、実際それが相談者のトラブルの解に合っているか?また、マッチするかは判りません。葉ダニやアザミウマの虫害駆除の駆除方法や水枯れによってしおれた場合の対処法は比較的マッチングのミスが少ない相談ですが、水やりや増殖法は「初心者なのか?上級者なのか?」「あくまで趣味の範囲なのか?ブリーダー指向なのか?」「週末しか管理出来ないのか?毎日2時間以上温室にこもれるか?」等で、「引き出し」も違えば「マッチング」の仕方も違って来ます。 飼育を初めた頃は「なんだ簡単だよ!」とタカを括っていても、株数が増えるにしたがって「どうも上手く行かない」の大半はこの「引き出しとマッチングのミス」が多い様に感じております。先に述べた様に水やりと用土に関しては、趣味家の方向性でガラッと変わって行きます。大半の趣味家は管理出来るのが週末の2日、それも家族サービスの合間を縫って2時間も取れれば御の字ですが、そういった良きパパ良きママにプロブリーダーの管理方法を勧めても上手く行くわけがありません。 方向性としては、なるべく初心者中級者の趣味家指向かつマッチングのミスが少なく方向でまとめて行きたいと思います。 ▲
by daigorou11
| 2016-01-27 12:57
| アグラオネマの栽培方法
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2016年 01月 21日
年末から質問が溜まっていますが、ここで回答します。個別には回答していますが良問は
こちらで編集して再度ブログでアップしています。 Q:最近アグラオネマ飼育を始めたクチですが、「養生済み」ってどんな状況ですか? A:個人的には野生採集個体のトラブルは植え込み(重要)から3週間でほぼ出尽くします。 植え込み後、採り子さんやショップさんで3週間問題が出なかった株はその後の トラブルは少ないので、初心者さんが購入されても問題は出にくいです。採り子や ショップさんの元で3週間管理されて問題が出なかった株は「養生済み」で良いと 思います。但し病気に罹患していると植え込み後半年、1年経っても危ないですね。 アグラオネマですが現地採集個体は、現地ストック株や自生地から直接採集した株でも 日本に持ち込んで、植え込みしてから約3週間は不安定な状態です。見た目元気でも 次の朝見てみたら葉っぱ黄変やシミ、ドリル溶解とトラブルが出て来ます。 ![]() こういう黄色い葉っぱはどんなにお祈りしても元には戻りません。除去対象です。 あと葉っぱ3-4枚の子株と30cm強の大株でも養生に掛かる日数は全然違って来ます。 3-4枚の子株なら植え込み3週間で問題がなければそのまま行ってくれますが、30cm オーバーはどう頑張っても3週間で色々トラブルが出て来ますし、そもそも中級者でも 扱えるかどうか分からないくらい扱いが難しいです。個人的にはこのサイズは鉢植えに した所で、水を吸いきれないので良くて葉っぱが倒れたままのペンギンさんや草体自体が 倒壊し易いです。大株は基本、マツバラダ・ファミリアでは速攻繁殖ルート行きでリリースまで 半年は掛けます。 と言う訳で、初期養生ですが採り子やショップさんが養生して3週間くらい経てば、問題は 少ないですし、出て来ても初心者さんでも十分対処出来る小さなトラブルしか遭わないです。 ちゃんとした採り子さんやショップさんは危ない株は「あ、それまだ早いからウチで預かって おきますよ」と言ってくれますので、そこは甘えて良いですし、そこを判断基準すれば変な トラブルには遭わないと思います。 ▲
by daigorou11
| 2016-01-21 10:07
| アグラオネマの栽培方法
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