リンガ島採集3日目
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20ミリ機銃を2~3発喰らったら沈みそうな船。多分船歴は僕の年齢と変わらないはず。
ビンタン島の山。ビンタン島ですが意外と平たい島。この画像の前に海にプカプカ
浮かぶクリプトの葉っぱを目撃。あれは間違いなくグリフティ…のはず。ビンタン島は
行ったことはあるが採集したことが無いという不思議な島。その内襲撃してリリースする
予定です。
ビンタン島のバタンピナンの港。まさにインドネシア。喧騒と人ごみで酔いそうになる。
とにかく水平線に感動。あとマングローブ林が凄いんでやんの。島ごとにマングローブが
あるもんだから「くわっ絶対変なカニ居る!」と叫ぶ叫ぶ。僕の席は船の扉外の特等である。
潮風と青い海にひたすら溺れる。海はベタ凪、ただただ海と雲の世界を走る。
各駅停車ならぬ各島停船。港の無い島では小さな船から乗り移ってくる。
全員乗るのかと思っていたら、半分は冷やかし、1/4がタクシーの運転手のおじさん。
実際1/4が乗ってくる。
直接リンガ島に行く手段は無い。シンケップ島も探せばクリプトが出るかも知れないが今回は
割愛。時間がないのです。
リンガ島の山々。ある程度高さはあると思っていましたが、実際拝むと想像以上に大きい。
「これでクリプトなかったら死んでやるぞ」と思うくらい自信が出てくる。そしてリンガ島に
向かう途中に英語を喋る若い兄ちゃんと相席。この瞬間に自信が確信に変わったのね。
「この兄ちゃん、絶対ガイドに雇う!」と気合を入れて話し込む。インドネシアの採集は
ガイドとドライバーに大きく左右されるのです。リンガ島に着くと「とりあえずホテルまで」と
二人でバイクタクシーに分乗してホテルに向かう。その途中いきなり第一クリプト発見!!
■クリプトコリネcf キリアータ from Daik Pulau Lingga
花は確認出来ないんですがほぼキリアータ。全国に3人居るキリアータマニア絶叫
間違いないです。この画像だけで倒れそうになる人間を1名知っています。
島についてわずか20分です。ふざけているというか、この時点で「この島ヤバイです」と
悟ってしまう。一応ノルマは6種10産地でしたが、「こりゃ~頑張ったら20産地は
行っちゃうな」そうなると整理がつかなくなってグダグダになるのは見えているのね。
日程の都合と保険でマレー半島も2日廻る予定でしたので、採集初日どころか前日で
秋のクリプト祭り確定。あとは僕の気力と体力が持つか持たないかである。ホテルで
落ち着く暇なく周辺散策。
第一にゃんこも発見。
ぱぺっとさん:「うしさん、どうもはじめまして。」
変なシダ。キリアータと一緒に生えているので潮の影響を受けているっす。持って
帰ろうと思ったんですが育成難易種でしょうし、スペースの問題で諦める。
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■クリプトコリネcf キリアータ from Daik Pulau Lingga
イモマニア垂涎ですな(笑)シダに見えなくもない。この手のは見たことが無いです。
キリアータより潮の影響を嫌うみたいで少し上にありました。数は余り無いので争奪戦
確定。アズール分はもう無いです。育成はクリプトのユージィに準ずると思う。
【追記】
初日はサトイモの仲間だと思っていましたが、クリプトコリネに訂正します。(クリプトも
サトイモの仲間だぞ)ただ正直「80%くらい、キリアータ」です(汗)後日じっくり観ると
中間形質の個体を見つけて「なんだこれもキリアータじゃないか?」と気づいた訳です。
大型の個体より潮の影響を受けないというか嫌う傾向があります。一番大きな個体で
葉長25cmくらいです。ただ花芽上げてみないと確定出来ないので、是非開花報告
お待ちしております。リンガ島ではこの子が一番のヒットだと思います。「甲斐さん、
あれ良かったッス!!」と思う方はかなりアッチにいっちゃっているので気を付けて
下さい(笑)多分世界一猫に愛される水草屋さんなんか絶賛でしょうね(笑)
【更に追記】
シダの指摘もありますし、現状は「仮」です。あくまで「仮」ですぞ。
■サトイモの仲間 from Daik Pulau LinggaⅡ
…持って帰ってくるの忘れた。
有茎も少々あって1時間ほどの徒歩圏内でバカスカ出てくる。街中でコレなもんだから
明日の採集は期待と違った意味での不安を抱えつつ寝る。出立前に何人かと話したん
ですが「リンガ島、クリプト出るんだった無茶苦茶出るだろうし、第一クリプトはキリアータ
だろうね。」
当たっとるがな(笑)現地で見つけるどころか日本で見つけるなんてニュータイプ能力に
益々磨きが掛かっております。4日目は多分2回に分けます。分けないと訳わかんない。
ホテルにがっかりのぱぺっとさん。でも思っていたよりは良かったです。
明日(実質今晩)の更新はクリプトてんこ盛り。