基本的な冬越しの仕方ver1
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BBが近いので冬越しのHOW toをまとめて見ました。ジメジメ系でトラブルが出るとしたら植込み後2週間と冬場です。特に低温かつ乾燥した冬場は事故率が非常に高くなります。総じてジメジメ系、育成に手が掛からない子が多いんですが冬場は「うちの子、こんな子じゃなかったのに…」と泣きの2つ3つくらいは出て来ます。ただ上手く越せなかったとしても芋塊が残っていれば復活するので、最悪芋だけでも残る様に対策しましょう。そもそも「無事故」で冬をやり過ごすなんて無理な話でそこは多くは望まないのが一番です。せめて心のハードルだけは下げて置きましょう。
今回クーラー付温室を前提にしております。ケース内に薄く水を張ってヒーター管理は考慮していませんので予めご了承下さい。まず始めにとにかく冬場はちょう乾く。びっくりするくらい乾きます。クーラー付温室だと洗濯したTシャツ、6時間も干せば乾きます。濡れたジーンズも12時間でパリパリです。湿度的には30%切ります。ちょうやばい。そうそこで慌てて加湿器をポチります。ただ加湿器ですが10畳に2台おいても焼石に水。ちっとも湿度が上がらない。でも電気代はちょう上がるんだよ。梅雨時、3日に1回だった水やりが毎日、下手すると朝晩必要になって来ます。加湿器をポチるより蓄圧式のポンプポチりましょう。


【ケース別事例集】
難易度★
お薦度★
種類次第で綺麗に作るのは難しくなるというか元々向いていない。用土はともかくミズゴケ栽培では不可。あとピクタムはかりんとうになりやすくなります。葉先だけに黄変が出る病気にも掛かりやすい。そもそも腰水栽培に向いているのはブセくらいです。
お薦度★★
とりあえず飼育ケースの蓋や扉をテープ等で止める。一番お手軽。なお止める際、ガムテープを使うと剥がす際に大事故になるので緑色の養生テープを使いましょう。全部をテープで閉めると作業効率ガタ落ちします。

湿度が上がり過ぎるのでこれも気中根が出やすい。また空気の還流がなくなるのでケース内の温度が上がり易くなります。冬なのに蒸れにも繋がるのでケース内には温度計を入れるかたまに温度を測るようにしましょう。あと点灯後、ガラスが曇ってほぼ中が見えなくなります。
お薦度★
ウチはほぼこれ。プラ鉢をラップして鉢内の湿度は確保してケース内は低~中湿度にする方法。上手く嵌れば2月でも1か月間水やり無しでも問題なし。デメリットは水通しが出来ない。水が貯まり過ぎてかりんとうになりやすい。水やりがかなりシビアになります。あとラップするのに手間が掛かる。ラップはサランラップじゃなくてストレッチフィルムで検索すれば出て来ます。グルグルテープね。

常湿度(番外)
鉢のサイズと部屋の空中湿度次第。ちょっと話が逸れますがピクタムで常湿度栽培をする場合は最低直径18㎝以上は必要。6号鉢からです。出来れば21㎝以上は欲しい。鉢が大きくなるほど管理は楽になりますが、直ぐに土地問題が出て来ます。同室に水草水槽やビーシュリンプ水槽があれば比較的冬越しも上手く行きやすいです。水通しが出来る飼育環境なら、春夏時より頻度を上げれば乾燥対策になります。普通の水やりよりは保水してくれます、ただ水通しの水温には気を付けてください。
【温度管理】
基本的に20℃以上あればアグラオネマもホマロメナもゆっくり成長してくれます。ピクタムは出来れば23℃以上は確保しましょう。なおピクタム、10℃を切ると落葉する傾向があります。無加温でも西日本で親株サイズなら表面の用土に霜が下りる程度なら冬越しします。ただ上部構造体はグダグダになります。低温に強い順番はブセ>ホマロメナ>>>ピクタムです。
【まとめ】
冬場は総じて飼育難易度が上がります。我々プロも冬場は「越せれば儲けもの」くらいの意識です。基本的にこの時期に成長曲線を上げるのは難しいですし、作を仕上げるのはもっと難しいです。特に1月2月は事故率が高いです。この時期の発送や植え替えはなるべく控えましょう。心のハードルは下げていますか?あと多段ケースを使っている場合、ケース下段とケース上段で温度差が出る場合があります。特に照明に蛍光灯を使う場合、温度差が5℃ほど出ます。冬場は下段にブセやホマロメナ、中上段にピクタムをまとめる様にします。水やりの頻度が上がるのでハンドタイプのスプレーだと作業効率が極端に落ちます。この際蓄圧式のスプレーに替えるのも一つの手です。


