【アグラオネマの病気と虫害】
■ハダニとアザミウマ★★
アグラオネマの虫害はほぼこれ。見た目が悪い上に新しい葉の葉色が落ちる。こいつら繁殖能力が強力ですのでウッカリ飼育ケースに入れるとケース内全株への拡散もあります。というかほぼ普通に拡散します。
葉っぱが擦れたところが食害痕。虫本体、かなり小さいので分かりずらいので食害痕や糞から発見しましょう。
アップ。
葉柄基部もやられやすい。
にっくきアザミウマ。ハダニの場合、食害痕の他に黒い糞が発見の目安(大事なので2回目)
薬はこれ。実務的に採集に3回行くと1回はハダニかアザミウマに当たります。なもんで都合50回くらいは駆除していますが全てベニカベジタブルスプレーで対処しています。ハダニやアザミウマ禍に嵌って抜け出せない理由は大抵薬の撒きの回数が弱い。虫体本体に掛らなくても薬効はありますが、虫卵には効果がありません。なもんで卵から孵った頃を見計らってもう1度散布する必要があります。あと虫が出たケースですが、少なくとも同じケース内の株は既に虫が居ると思ってください。他のケースへの移動はご法度です。
1:虫が出たケースは全て虫がいると思ってください。駆除が確認出来るまで移動は厳禁。
2:散布はケース全体の株に。ハダニは葉裏に付きやすいので葉裏への散布が効果的。但し薬が届かなくても効果はあります。
3:当分葉水(葉っぱ自体へのスプレー)は控える。
4:散布は3日置きに4回12日間。その後2週間は要観察。もちろん鉢を他のケースには移動させない。
5:12日+2週間経過して新たな被害が確認出来なければ駆除完了です。
6:ベニカ含めてハダニ系の薬、甲殻類や甲虫にも影響が出来ます。エビ飼いやカブトムシ飼いの方は注意しましょう。ヤドクガエルには不明(多分無理)
7:撒き過ぎで株がやられることはありません。ケチらずガッツリ使いましょう。
8:早期発見、早期駆除が原則です。特に新規導入株は注意して観察しましょう。温室内しかも飼育ケースの場合、屋外からの侵入率は低いです。
■葉先の黄変
■新しい葉っぱ&ドリルが小さい
■水枯れ
1:物理的に水が足りない。
2:草体本体の根がやられているもしくは茎が溶けている。