冬越しの仕方ver2
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開口部を減らす★★★
とにかく湿度が逃げないようにする。ケースの開口部は養生テープでふさぐ。鉢も梱包用のラップで巻く。特に鉢を梱包用ラップで巻くは効果が高いです。ただ弊害としてケースの開口部を少なくした場合、湿度が上がり過ぎて気中根が出る場合があります。気中根が出る場合は湿度が高すぎます。また鉢内が多湿になるのでやらかしやすくなるので、水やりは難しくなります。
鉢増し★
様は一回り大きな鉢に植え替える。用土量が増えるので乾燥しにくくなります。ただ皆さん土地問題を抱えているのでハードルは高い。プラ鉢なら深鉢に替えると土地問題が出ずに鉢増し可能です。
【低温対策】
サーキュレーター★★
冬場と夏場、ケース最下段と最上段で温度差が5度くらい出ます。成長スピードが変わってきますし、最悪蒸れた場合シダやホマロメナはロスまであります。サーキュレーターやUSBファンで温度差を潰すのは重要です。なおサーキュレーターですが連続使用になりますので、基本的には数年で交換していきましょう。冬場はシダとホマはケースをまとめて下段に押し込んで、比較的温度が必要なアグラオネマを上段に持って行くのも方法です。
【低温とアグラの耐性】
20度を切ると極端に成長が止まります。最悪3か月全く動かなくなります。この場合でも死んではいませんので温度を上げるか3月くらいになると動き出します。10度を切ると下の葉から黄変が始まって葉が落ちて来ます。更に温度が落ちると全部の葉が落ちてアスパラガスになります。ただ基部と根は生きているので、水は枯らさないでください。ここで不安になって植え替える方が居ますが、死に掛けの個体にとどめを刺すので止めましょう。本土東京以西なら3月、北日本北海道なら4月頃にアスパラガスの基部からぶった切ります(切って成長点を明確に潰すのが大事←ここテストに出るから)。GWには上手く行けば三芽くらい出て復活してくれます。ただ残念ながら茎径の細い子株や低温で芋までやられた場合は「お前の芋はもう死んでいる」ですので梅雨になっても動きが無い場合は諦めましょう。
アスパラガスになって「せっかく30㎝まで育でだのにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」と嘆くのは早いです。ちゃんとカットして成長点を潰してやればリターンが来ます。ただカットする場合、稀に植え替えもする方がいますが止めましょう。カット&植え替え、個体にかなり負担を与えます。良いですか?我々は葉っぱを育てているんじゃなくて芋を育てているんです。葉っぱなんて飾りです。偉い人には分からんのです。名言です。
【冬場の植え替えその他】