気がつけばブリーダー
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甲斐さんです。採集からリリースまで半年~1年、ヘタすると2年前の採集物を
引っ張り出してくるくらいです。今後を考えても純粋採り子が活躍出来るシーンは
限られてくるでしょうし、ことアグラオネマに関しては右から左で出したところで
トロケロールの巻き添え食らって「あそこのアグラは溶ける」なんてレッテルを
貼られかねないので、養生主体じゃないと厳しいと思います。ただマーケット的に
「多少状態が悪くても非軟腐病なら欲しい」ってのはかなり需要がございますし、
その市場向けの棒便がグダグダの極みなので、割り切れば有りとは思います。
まあそれが仕事として面白いかどうかはまた別な話ですね。
今年前半はマーケットを読み間違えてかなり綱渡りでしたが、増殖仕掛けて4ヶ月で
なんとか形を戻しました。
ケースはエーハイムのレプタゲージ、照明はADAのメタハラに補助光でコトブキの
LEDを追加しています。レプタゲージですがやはり高さが50cmのプラス5cmは大きい。
そしてやはりメッシュが光量的に「邪魔」。アグラ専用で作るとなるとマーケット
規模的に厳しいのでどこか奇特なメーカーさんに期待するしか無い。
一時は減らしたリトルニアスですが、やっぱり増殖かつ作掛けるとなると使えます。
問題はラップを巻く手間と外す手間。取り木諸々作業をする外して巻く手間が…。
ただ正直未だに「形」が出来ていないのでどうすれば良いか、まだ手探り状態です。
カートはやはり1株ずつ鉢植えに仕立てないと売り辛い。そうすると成長スピードが
遅いんです。まとめ植えのリトルニアスは管理が楽ですし、スイッチが入ると
成長も早いですが、カートで売るとなるとこれまた厳しい。「ベスト」の形はあと
数年掛かりそうです。対応出来てもその間に市場の動向はクルクル変わってしまう
のでまさにいつまで経っても「終わりなき戦い」でございます。