何そのホレマニー?
|
採り子は基本単独行動です。その気になれば産地の水増しなんていくらでも出来ます。
見てる人は居ないですからね。良心やプロ意識さえ無くせばまあ誰だって出来ます。
パッチ違いで表現型が変わるなんていくらでもあるのであとはテキトーに名前を付けて
出せばあら不思議、1産地が3産地なんて出来ます。水増しを写真のExifデーターで
突っ込まれても仕入れてくれる懐の広いショップさんが居るのでやらないならやる方が
良いでしょう。ただそんなことやってれば同一条件で飼育してりゃすぐ似たような形に
なるのでバレるのね。ムラウィーで思ったのが産地が違うと見た目同じでも意外に個性が
出るです。逆に言えば同一産地での表現型違いは意外に個性が出ないのです。
2回南米に行った以上敢えて言いますが「あの産地のエキノ、産地偽装だな」と確信
する産地はかなりあります。今はまだ言えませんが持ってる人が聞いたら腰抜かす
産地なので多分ブログで上げることはないでしょう。そして産地偽装品だと思っていた
産地が逆にちゃんとした産地だったりもうわけがわからないよ状態です。
甲斐さんが南米に行った理由は「これ本物ですかね?」なんて聞かれた時にちゃんと
応えたい訳。「問屋さんが売ってたから」とか「あの店で売ってたから」とかじゃなくて
ちゃんと南米に行ってエキノを出した人間として応えるのがプロだろうし甲斐さんも
そうありたいと信じた訳です。そして趣味家もそれに応えて買い支えてくれてまた南米に
行けるチャンスが廻って来ました。正直南米採集ですが採算的には厳しいです。採って
右から左が通用しない以上、栽培技術が無いと商業採集としては維持出来ません。
1回目はホレマニーやウルグアイエンシスでも飛ぶように売れましたが2回目以降は
深緑や赤や変態黄緑を出さないと駄目という高いハードルでしたのでホント厳しい。
でも懲りずに3回目行きます。殖やせば採算採れるのなら行くのがプロですから。
ここ最近ずっと自問するのが「プロって何?」です。正しい答えは無いでしょうし間違った
答えも無いんだろうけど少なくとも「安いから状態に文句言うな」では無いでしょう(苦笑)
ところでホレマンズ博士って誰?ちなみに画像の株はただのブロードリーフのホレマニー。
採集日も採集者もなんならグーグルアースならピンポイントで「ここで生えてたのね!」と
言えるただのなんの変哲も無いブロードリーフです。ただ甲斐さんが南米這いずりまわって
見つけた自信を持って「これは本物です」と言えるホレマニー。嘘と思うなら現地行けば
答えは出ます(爆)