「ウリ」について考えてみた
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一年です。甲斐さん的にはほぼ予想通りの展開でした。まあサトイモに関してここまで
パクられるとは計算違いでしたが、クリプトの増殖や水面下では大方予定通り仕事を
こなせたのでおかげさまで良い一年でした。来年も継続して努力していくだけです。
コメントやメールでご質問頂いたのですが、個別に返信するだけでは勿体ないので
ブログでも回答させて頂きます。(掲載の許可は頂いております)
Q;アクアリウム業界で働きたいので専門学校に行った方が良いでしょうか?
A:役に立つかどうかは判りませんが「ウリ」にならないのは間違いないです。
専門学校に行く以前にこの業界で働くこと自体が「親不孝」なので辞めた方が良い
ってのが一採り子の揺るぎない実感です(笑)まあこれはこの業界に限った話では
ありませんが、働きたい奇特な若い奴は腐るほど居るので薄給は当たり前ですし、
離職率も低い方ではありません。専門学校を出なくても雇って貰える店は幾らでも
あります。
2年200万円を専門学校につぎ込むのなら、2年200万円で世界を廻った方が「ウリ」に
なるのです。アクアリウムの専門学校から毎年2000人は卒業生は居ます。例えトップで
卒業したところで「ウリ」にはならないのです。もしもアフリカ、東南アジア、南米と旅すれば
それは強烈なあなたの「ウリ」にはなるのです。三大陸を渡り歩いた業界人を甲斐さんは
一人しか知らない。そしてこれは時間と金があれば出来るもんじゃなくて「若さ」も必要。
「アフリカでポリプ釣って、インドネシアでクリプト拝んで、ブラジルでワニ釣りました。」
これ凄いよ。因みに例の御方の専門学校を卒業したってのは「ウリ」にはなりませんが
「ネタ」にはなります。
Q:ベタ・リコリスのアナバンはやらないのですか?
A:無理です。
趣味者としては興味はありますが、現状は草の採集と輸送で手一杯です。生息域は
被りますが細かいところでズレがありますし、証明書等の手続きも別個で必要に
なってきます。日本に導入後もスペース面とマンパワーで管理が出来る状態でも
ありません。それ以上にアナバンに関しては既にプライベーターが多数居ますので
それ相応の「覚悟」が無いと中途半端で終るに決まっています。そもそも俄かで
やったところで上手く行く訳がないし、上手く行くほど世の中柔らかくないのです。
クリプトに限らずホマロマナ、スキスマ、シダでさへ「こりゃ中途半端にやったところで
手に負えない」のが実感です。ベタ・リコリスは従来通り、魚で頑張っている所を是非
応援して下さい。こと「草」に関しては甲斐さんはもうとっくに覚悟決めていますので、
来年はえりりん、リンガ島で当てた2008年以上にキバって行きます。
と、言うわけで来年も懲りずにひたすら突っ走りますので生暖かく見守ってください。
今年一年も毒舌にお付き合い頂きありがとうございました。年明け早々また森に帰るので
更新頻度ガタ落ちします。