「エウレカとエウレカタイプはどう違う?」
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エウレカ"9"までです。三色で白が水色のlass3とclass4は同じパッチの同じ表現ですし、
栽培下で上作こさえればエウレカの名前を付けてリリースした以上の個体は出るでしょう。
そしてClass1やclass2でリリースした中にも状態が上がった株の中でもよーく見ていると
「これ三色出るじゃん」なのも出て来ています。そういう個体を「エウレカ」と呼んでしまいうと
混乱するのは目に見えていますので、「type EUREKA(エウレカタイプ)」と呼ぶ方向です。
2便目は初っ端からリリースしました。
上の個体はAglaonema pictum "tricolor" type EUREKA Plau Nias産なのです。
去年と何が変わったかと言うと
1:幼株でも表現形がほぼ100%読めるようになった
2:トリカラー自体の栽培法が確立された
3:あくまで表現形が評価の基本で産地が重要視されることはほぼ無い
一番の理由は「3:あくまで表現形が評価の基本で産地が重要視されることはほぼ無い」
と言うクリプトやブセには無い、トリカラー独自の理由です。
コレクションと販売する評価基準が「販売時の状態」から「表現形の違い」となったのと
甲斐さんが採集したニアス産の個体に関しては幼株でも確実に表現形が読める訳です。
初便に関しては「どれがどういう風に育つか?」が採集当時はハッキリしなかったので
表現形だけでなく株の状態も加味した上でclass別けしました。
ただ今年の2便目は産地も既存産地ですし、ニルバーシュ(三色モザイク)のパッチは
100%三色モザイク、2パターンの表現形が混じっているエウレカタイプのパッチも
幼株の時点で判別が可能なので株の状態でclass別けせずに、あくまで表現形で
販売しました。棒切れでも育てば間違いなく三色モザイクは三色モザイクに育ちますし
バイカラーはバイカラーのままです。
ロトニアスの個体は去年なら確実にclass0ですが、当たりを引けばちゃんと三色は
出ますし逆に白無しのトリカラーはいくら葉っぱが沢山付いていても評価と価格は
「それなり」なのね。譲渡や販売の際、ブセやクリプトだと状態と産地が評価基準ですが
トリカラーは将来どういった表現になるか?が唯一の評価基準になりつつあるのです。
あくまで表現形で区別する方向になっているのと、表現で評価される以上「エウレカと
同じ表現形です」と言うよりは「エウレカタイプです」の方が話は早い…はずです。